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安いヨーロッパ旅行:ibeurope.com<グルコサミン

ヨーロッパのグルコサミン

ヨーロッパではグルコサミンは1960年代から臨床的に使われている。
日本では最近認知されてきたばかりということを考えるとかなり早い。
臨床試験も盛んに行われており、

臨床試験に関して、日本は多くの場合米国の法制度とその理念を模範としてきているが、これに意を唱える向きもあり興味深い。

米国の自主性を重んじて、極力政府が介入しない臨床試験の被験者保護法は、自律性が尊重され、個々人が自らの意思で重要な決定を下し、裁判を通じて自己の権利を積極的に防御する文化を持つ国でこそ規範とされるべきであり、日本のように裁判制度がそれほど紛争の解決手段として浸透しておらず、自律性よりも協調性が重視される社会では規範とすべきではないという考え方だ。

例えばフランスではもっと原理的な人権思想に基づき「人体は人権の座である」という原則の下に、臨床試験を通じた研究の自由は、人権保護という目的のためには一定の制限を受けるべきと解釈されている。こうしたヨーロッパで主流の考え方こそ日本社会には馴染み易いということだ。

話を戻すと、ヨーロッパと日本との決定的な違いは、グルコサミンが医薬品として規定されているか、食品として規定されているかの違いである。ヨーロッパでは原則としてグルコサミンは医薬品である。

多くの日本の販売業者はこの事実を以って、ヨーロッパではグルコサミンは関節痛に効果があるものと規定されているかのように書くが、この点に関しては若干認識が違い、健康被害や正当な加療の妨げとならないようにグルコサミンの摂取にも医師を介在させるというのが規定の意図のようだ。実際に欧州では医師が関節痛の状態を診断し、グルコサミンの効果が期待できる症状の場合だけグルコサミンが処方される。

グルコサミンは主に変形性関節症に有効とされているが、ヨーロッパでもその効果を測定するための臨床試験はまだ散発的に行われており、効果検証が完了しているとは認識されていない。グルコサミンは根治薬としてよりも症状の進行を抑える為に処方されることが多く、ヨーロッパではむしろ日本よりもグルコサミンの効果については慎重に評価されているといえる。

他にもサプリメントの原料の品質に関してもヨーロッパはアメリカよりも厳しい基準で審査されており、普及の妨げになっているとする考えがある一方で、アメリカやカナダでの過度なグルコサミンの氾濫に警鐘を鳴らす向きもある。

これまではグルコサミンと言えばどんなものも同じであったが、今後研究が進むにつれて、グルコサミンの中でも精製方法や純度などによって選別されるようになるのかもしれない。